Webを利用する人にとって有益な商品やサービスを提供するには優れたUI/UXが必要不可欠です。
しかし、漠然と理解したままの人もいるのではないでしょうか。
今回はUIとUXの明確な意味と違い、デザインのポイントを解説していきます。
Webデザインの世界でよく目にするワードですので、この機会に是非覚えて帰ってください!
それでは解説していきましょう!
目次
今さら聞けない「UI/UX」とは?
「UI・UX」はどういう意味でしょうか。セットで使われることが多いですが、結論から述べると、
- UI(User Interface):ユーザーがPCとやり取りする際の入力や表示方法などの仕組み
- UX(User Experience):サービスなどによって得られるユーザー体験
言葉が似ていて、一緒に使われることが多いので混同しやすいですが、異なる意味を持っています。
具体例としてGoogleを例に見てみましょう。
「UIとUXの意味って何だっけ」
こんな人がいるとしましょう。
そこで、Googleで「UI UX 意味」と検索し、出てきたサイトで意味を確認します。
おかげでUIとUXの意味を知れただけではなくデザインのポイントまで理解することができました。
この場合、UIは「Googleという検索エンジンを利用し、検索結果を閲覧し、記事を読む」一連の流れのことを指し、UXは「UI・UXの意味とデザインのポイントを理解できた」一連の経験のことを指します。
Googleはユーザーの個人情報をもとに、最適の検索結果をスムーズに表示します。これはGoogleのUIデザインの軸となる部分です。
また、検索窓に文字を入力すると予測検索を表示するのもUIデザインの1つです。
他にもショッピングサイトの場合は、どんな人でも操作を間違えることなく、安心して買い物ができるページをデザインする必要があります。
そのためには商品ページの写真は見やすいか。ユーザーが必要としている情報が見やすく表示されているか、ボタンやリンクは押しやすいかなどに気をつける必要があります。
つまり、UIデザインはUXと相互関係にあり、UXを向上させるためにはUIをより良くデザインする必要があります。
UI/UXデザインのポイント
次にUI\UXデザインのポイントを解説したいと思います。
ポイントは以下の通りです。
- ゴールを考えること
- ターゲットユーザーを明確にする
- 類似サービスと比較する
- ユーザーの立場になって考える
- 検証を繰り返す
ゴールを考えること
1つ目はユーザーが経験するゴールを明確に設定することです。
商品の購入や動画の閲覧などユーザーが最終的にどこに着地するのか、サイトによって様々です。ゴールが明確であればサイトの設計がスムーズになり、UXの高いサイトになります。一方でゴールを明確にしておかなければ、最終的に出来上がるサイトも曖昧なサイトになってしまいかねないので注意しましょう。
ターゲットユーザーを明確にする
2つ目は、ターゲットユーザーを明確に設定することです。どのようなユーザーがどう言った目的でサイトを利用するのかを把握しておく必要があります。
大切なのは「ペルソナ」の設定です。
「ペルソナ」:商品やサービスを利用する典型的なユーザー像
例えば、若者が多く訪れるサイトであれば、現代的な流行りを取り入れたおしゃれなサイト設計が好まれる傾向にありますが、中高齢者がターゲットであれば見やすくてシンプルなデザインの方が好まれるでしょう。
類似サービスと比較する
3つ目は、類似のサービスと比較することです。競合のWebサイトや類似の商品サービスと比較することでUI/UXデザインの方向性や改善点が見えてくるケースがあります。
ユーザーの立場になって考える
4つ目は、ユーザーの立場になった上でデザインすることです。開発側は自己表現や自分語りをしてしまうことが多く、本当に知りたい情報とずれが生まれるケースは少なくありません。新しいデザインをふんだんに盛り込んだサイトは一見おしゃれですが、ユーザーが見るのはコンテンツで、逆に見にくいサイトになってしまっているかも知れません。
作成過程で一旦冷静にユーザーの目線に立って見つめ直すことが重要です。
検証を繰り返す
UI/UXの改善には明確な正解や終わりはありません。ユーザーテストを繰り返し実施し、フィードバックを反映させたり、リリース後も分析ツールを用いて効果計測を行い、こまめにPDCAを回すことがユーザーニーズに寄り添ったUI/UXへの近道です。
まとめ
いかがでしたか?
今回はUI/UXの意味と違い、デザインのポイントを5つ解説してきました。
UIとUXは互いに相関関係にあり、UIはあくまでUXを向上させるための1つの要素です。
UI/UXデザインのポイントは次の5つです。
- ゴールを考えること
- ターゲットユーザーを明確にする
- 類似サービスと比較する
- ユーザーの立場になって考える
- 検証を繰り返す
ユーザー目線に立って導線を設計していくことがより良いサイト設計への近道です。
最後までご覧いただきありがとうございました。