こんにちは。ぽつです。
就活中の大学生や転職活動中の方の中には、ハウスメーカーの営業を考えている人がいるのではないでしょうか。
ハウスメーカーの営業に対して「ノルマがきつい」「拘束時間が長い」といったイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。
今回は新卒でハウスメーカーに就職し、現在は転職してI T業界で働く私が、ハウスメーカーの営業職について解説していきます!
目次
こんな人にオススメ
・これからハウスメーカーに就職するか悩んでる人 ・ハウスメーカーに就職したばかりで何を勉強すれば良いか分からない人
このサイトでコレが分かる!
・ハウスメーカーで求められる力 ・入る前と後で何を勉強すれば良いのか
ハウスメーカーの営業職とは
そもそもハウスメーカーといえば「積水ハウス」「大和ハウス」「住友林業」…など、CMでよく見るメーカーが思いつきますよね。
大手ハウスメーカーは、もともとある家を売るのではなく、新しく施主(家を建てる人)の要望を形にしていきます。
これを「注文住宅」といい、施主にとっては土地と合わせると何千万の買い物になるので、提供する側としては責任重大です。
住宅展示場に来た人の応対
ハウスメーカーに就職したら、配属される場所が「住宅展示場」です。
住宅展示場ではイベントが開催されたりするので、沢山の人が見学に訪れます。
そのため、飛び込み営業をすることはありません。
また、全く興味のない人に営業をかけて無視されたり、罵詈雑言を浴びせられて追い返されたりする心配はないのが安心です。
高収入!夢のある仕事
これから就職する会社の収入は気になるところですよね。
とにかく、住宅営業マンは夢があります!
実績を残せば20代でも年収1000万も夢ではありません。
特に、大手ハウスメーカの年収は平均で700〜900万です。
日本のサラリーマンの平均年収が約400万円なので、かなり高水準と言っても良いでしょう。
やりがいのある仕事
注文住宅の営業は3ヶ月から半年かけて施主の要望を形にしていきます。
土地が決まらなかったり、施主の両親の反対を説得したり、悪天候で工期が伸びたり…
うまくいかないこともありますが、施主に最後引き渡しの時に喜んでもらえると、他には変え難い達成感を味合うことができます。
ハウスメーカーに入って最も良かったと感じる瞬間じゃないでしょうか。
ハウスメーカーで求められる力は?
社会人として、営業マンとして求められるものはどの業界も変わりません。
住宅の営業で求められる力はなんでしょうか。
コミュニケーション能力
お客様との会話はもちろんですが、職場での関係づくりにも求められる力です。
ハウスメーカーの営業は覚えることが多く、一人前になるまで時間が掛かります。
そのため、家を引き渡すまでにわからないことがたくさんあります。いざという時に助けてくれるような人を周りに作っておく必要があります。
営業は個人プレーに感じる人が多いかもしれませんが、チームプレーの側面もあります。
「社内営業」という言葉がありますが、本当に大事な考え方で、社内でもコミュニケーション能力が求められると言って良いでしょう。
傾聴力(ヒアリング力)
ハウスメーカーの営業ではとにかく相手の要望を際限なく聞き出す力が必要です。また、お客様が潜在的に求めていることを引き出すことが肝心です。
そのためにも「なぜ」そう思うのか、「なぜ」そうしたいのかを聞き出し、潜在意識を引き出せる力が求められます。
お客様からの信頼につながり、契約につながる確率がぐんとあがるでしょう!
交渉力(クロージング力)
クロージングの段階では相手の要望をいかに聞き出せているかが重要です。
自分が家を建てるなら、できるだけ要望が叶えられる家に住みたいと思いますよね。
近年では高度なソフトが普及しており、図面を3Dでモニターに移してプレゼンができたりするので、クロージングの幅が広がっています。
ストレス耐性力・忍耐力
初めての商談から契約、引き渡しまでがとにかく長い住宅営業は、トラブルがつきものです。
何が起こるかわかりません。土地、銀行、工務店、外構業者など、さまざまな業者とのやり取りの中でのトラブルや、施主の家族とのトラブルなどさまざまです。
また、お客様と密に連絡を取る必要があり、休日に電話がかかってくることもあります。
施主のタイプにもよりますが、かなり振り回されてしまうので、それに耐えることができる強い忍耐力が求められます。
幅広い知識
住宅の営業はとにかく必要な知識が多いです。全てを完璧にすることは難しいので、まずは「広く浅く」理解することから始めましょう。
私が所属していた営業所には、ローン、間取り、土地などそれぞれに強みを持った人がいたので、困ったときは代わりに説明してもらったりしていました。
少しずつ「自分はこれなら他の人に負けない」と思える分野を見つけておくのが良いでしょう。
ハウスメーカーに就職!何を勉強したら良いのか?
幅広い知識が必要ですが、先ほど申し上げた通り全てを完璧にすることは難しいので、最初は「広く浅く」が大切です。
就職するまでに勉強すること
資格の勉強
不動産業界では持ってると便利な資格が多数あります
・宅地建物取引士 ・ファイナンシャルプランナー ・一級or二級建築士 ・インテリアコーディネーター
就職してからだと、忙しくてなかなか時間が取れないので、事前に取得しておくと便利です。
お客様からの信頼にもつながるので、成約率も上がります!
業界の動向、他社の知識
近年の不動産業界のニュースなどをチェックしておくと良いでしょう。
少子高齢化で着工棟数が減少傾向にあるだけでなく、近年はウッドショックで木材の価格が上昇、半導体不足で設備の納品も遅れたりとあまり景気が良くありません。
また、入ってからはとにかく自社製品のことを叩き込むことになるので、事前に他社製品の情報もチェックしておくと、客観的な目で自社製品を見ることができます。
就職してから勉強すること
自社製品の知識
営業で大切なのは「売るものを好きであること」ですよね。お客様に説明するだけでなく、「伝わる」ようにするためにはまずは自社製品の知識を身につけ、好きになることが大切です。
家で特に比較されやすのが、価格、性能(断熱性・耐震性)、メンテナンス、デザイン、設備の5つです。他社と比べてどこが強いのか、事前に確認しておきましょう。
土地の知識
注文住宅で切っても切れないのが土地です。いくら良い家を建てることができるメーカーでも、良い土地が見つからなければ、施主は家を建てることができません。
お客様もさまざまで、最初から土地がある方もいれば、建て替えの方もいれば、土地から探さなければならない方もいます。配属地周辺の土地勘、相場を把握しておく必要があります。
また、周辺の不動産業者にいざというときに良い土地を紹介して貰えるよう、あいさつに行くなどして人脈を作っておくと良いでしょう。
融資(ローン)の知識
ローンは家を建てる上で非常に大切な要素です。施主の現状を把握し、最も良い条件で融資してくれる銀行を探す必要があります。
初めは、分からないことが多いので、先輩がお世話になっている銀行の方に連絡を取ってもらうのが良いでしょう。
施主の属性(社会的にどれだけ信用できる職種か)が悪ければ、ローンが通らないことも少なくありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ハウスメーカーの営業は幅広い知識が求められるため、勉強することが多すぎて何から手をつけて良いか焦ってしまいがちです。私も入社したての時は迷走していました。どの職業でも大切なことですが、方向性に自信がなければ、周りに指示を仰ぎましょう。きっと、良い方向に軌道修正してくれますよ!
また、営業は場数を踏むことが何よりの成功への近道です。「断られるのが営業の仕事」という言葉がありますが、とにかくたくさんの方にアプローチして経験を積むことが成長につながります!